永らく故障したままだったLUNA-88K2ですが、LUNA-88Kの電源ユニットを移植して復活しました。寄贈していただいた方、ありがとうございました。引き続きOpenBSD/luna88kの開発に使っていきたいと思います。(2012/02/29)
LUNA-88K2はLUNA-88Kの後継機として、1992年頃オムロン株式会社から発売されていたワークステーションです。今では(当時も?)ほとんど見かけなくなってしまいましたが、33MHz駆動の Motorola 88100 を最大4つ搭載し、Mach OSが動くという当時としては面白いマシンでした。
残念ながら Web 上にもあまり情報がありませんので、わかる範囲の情報をまとめておこうと思います。
いつかNetBSDが動くようにならないかと期待していましたが、なかなか進まないようですので自分でOpenBSDを移植してみました。
LUNA-88K | LUNA-88K2 | |
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形式 | DT8840/DT8860 | DT9581 |
CPU | 88100(25MHz) | 88100(33MHz) |
CPU数(選択) | 1/2/4(選択増設可) | 1/2/4(選択増設可) |
FPP | CPU内蔵 | CPU内蔵 |
CMUU | 1CPUあたり88200(25MHz) x 2 キャッシュ 16Kバイト x 2 MMU TLB 56エントリ x 2 |
1CPUあたり88200(33MHz) x 2 キャッシュ 16Kバイト x 2 MMU TLB 56エントリ x 2 |
処理速度 | 100MIPS(4CPU時、ピーク時) | 147MIPS(4CPU時、ピーク時) |
メインメモリ | 16MB(DT8840) 32/64MB(DT8860) |
16/32/48/64MB または 16/48/80/112MB |
内蔵ディスク | 250MB | 520MB |
内蔵ドライブ | 155MBストリーマ | 155MBストリーマ |
PC-98用バス | なし | 2スロット |
外部インタフェース | RS-232C x 2チャネル(内1チャネルはモデムにも対応)、外部FD、SCSI、セントロニクス | RS-232C x 3チャネル(内1チャネルはモデムにも対応)、SCSI、セントロニクス、GPIB(オプション) |
LAN | イーサネット/チーパネット | イーサネット/チーパネット(標準)、2ポートLAN(オプション) |
ビットマップボード(選択) 垂直周波数60Hz用 |
2048x1024ピクセル、1プレーン(1280x1024 CRT対応) 2048x1024ピクセル、4プレーン、4096色中16色同時表示 |
2048x1024ピクセル、1プレーン(1280x1024 CRT対応) 2048x1024ピクセル、4プレーン、4096色中16色同時表示 2048x1024ピクセル、8プレーン、1670万色中256色同時表示 |
下 | 上 | |
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SW1-1 ブートモード切替え |
マルチユーザでブート | ROMモニタまでで停止 |
SW1-2 コンソール切替え |
内蔵ビットマップ | 外付シリアル |